89. でも、こーゆーサイテーな男が好きなんやろ?
      〜最低な男が好き〜








「もう!侑士なんて嫌いっ!!」


はぁ…出てってしもうた…

ただ俺はは俺のモノやて言いたかっただけやのに…

昨日、学校でが俺以外の男と仲良うしとったんや。

それによう笑っとった

俺の前でもあんなに笑わへんのに…


今日は部活もなく、学校帰りにが俺の家に遊びに来とった。


「なぁ…。」

「どうしたの?」

「昨日、男となに話してたん?」

「昨日…?」


はまるで覚えてないかのように首を傾げてた。


「そや。昨日休み時間男と話しとったやろ…」

「…あ!うん。話したよ?昨日は楽しかったなぁ…」

「なに話したん?」

「何って…ただ、テレビの話だよ?」


ドサッ

が楽しそうに昨日の事を話すから…
ムカつくんや。
だからを押し倒した。


「ゆ、侑士…?」

「俺と一緒に居る時より楽しいんか?」

「何言って…んっ///」


何か言いかけてたの口を塞いだ。


「やだっ!侑…んっ、ふっ…んぅ///」


無理やり舌を押し込んで口の中を犯す。


「んんっ…ふぅっ…んぁっ、やめ…んぅ…」

「……はぁっ、はぁ…」


ようやく口を離してやるとの息は乱れとった。


「はぁ、はぁ…」

「俺より…そいつの方がええんか?」

「…なんで…」

「俺と居るよりそいつと居るほうがえぇんやろ!」


俺は怒鳴った。
めったな事じゃ怒鳴らんのにが他の男と話してることがムカついたから…

俺が怒鳴ったせいでは少し怯えていた。


「っ…ごめん。…」


怯えておるに触れようとした…


バシッ

…」

「……らい…」

「えっ?」

「もう!侑士なんて嫌いっ!」


楓は俺を突き飛ばし泣きながら俺の部屋を出て行った。


「…くそっ!」

その日俺は寝ることが出来んかった…



−翌日−

結局一睡も出来ず、そのまま学校へ向かった。


ふと前に、友達と仲良く登校しとるの姿を見つけた。

「……」

「…侑、士…」

俺の姿を見た瞬間、の体がビクついた。

「昨日はごめんな…」

「……」

は黙り込んだままやった


「…ホンマごめん。ほな。」

見てるのがつらくて俺はの前から立ち去った。

幸い、俺とはクラスが違う。

しかし、また俺のいない所でが他の男と話してると思うと不安やった。


−放課後−

たまたまのクラスの前を通った俺は、一人教室で何かしとるを見つけた。

ガラッ

「何してん、…」

「侑士…今日私、日直だから日誌書いてるの。」

「そか…終わるまで待っとってえぇ?」

「……うん。」


俺たち以外誰もいない教室は静まりかえり、
が持っとるペンの書く音がただ鳴り響いておった…


「…終わった。」

「ほな、帰ろうか…」

「うん。」


夕方、陽のあたる校舎を2人で出た。

…ちょっと話あるんやけど、俺の家来てくれへん?」

「今から?」

「うん…」

「わかった。」


そして俺の家へ向かった。



ガチャ

「そこ座って…」

「うん…」


はベッドの上に座った。

「…昨日はホンマにごめん。言い過ぎた…」

「…うん。」

俺はに思ってること全部話した。


「怖いんや…が他の男と話してんのが。
 が俺から離れてくのが怖かったんや…」

「侑士」

は俺のモノやから…その…男に嫉妬しとった…」


顔がやけどするくらい熱ぅなっとる。
きっと俺の顔真っ赤なんや…


ギュッ

「っ、?」

恥ずかしくて下を向いているとが俺に抱きついてきよった。

「ごめんね。侑士がそんな風に思ってたなんて知らなかった…
 私は誰のモノでもない…侑士だけのモノだよ…」

「……」

を自分の方に抱き寄せてそのまましばらく見つめあう。


「キスしてえぇか?」

「そんなこと、聞かないでよ///」

「クスッ…せやな。」

チュッ


「んっ…侑士、んんっ…ふぅ…ぅんっ、んっ///」


は俺の首の後ろに手を回して一生懸命舌を入れてくる

…好きや。」

「侑士…好き」


俺はそのままをベッドに押し倒し、愛し合った…






「ん?」

「もう…俺以外の男にあんな笑顔向けたらあかんよ?」

「…はいはい。」


俺がわがままを言うとは呆れ半分で返事をした。
けど、呆れてるのに顔は今まで見たことない可愛い笑顔やった。


「さて!もう一回ヤろか?が乱れる姿を…」

バシッ

「いっ!なにすんねん!」

「バカッ、変態侑士!!最低!!」

「はぁ…」


そして逃げようとしたの腕を掴み自分の方へ抱き寄せ
耳元で優しく囁いた…

『でも、こーゆーサイテーな男が好きなんやろ?』

「っ///」

「なっvv」

「…うん///」


俺だけの姫さん…

こんなサイテーな男が好きなんて…

ホンマ、最高やわ。


〜FIN〜


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